コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

飲む・呑む・吞む のむ

大辞林 第三版の解説

のむ【飲む・呑む・吞む】

( 動五[四] )
口の中の物を腹の中へ入れる。
水・酒その他の飲み物を口から腹へ入れる。 「水を-・む」 「ビールを-・む」 「今日は一日中-・まず食わずだった」
酒をのむ。また、酒のために金銭を消費する。 「今晩-・みに行かないか」 「家屋敷を-・んでしまう」
固形物をかみくだかずに腹に入れる。 「スイカの種を-・んでしまう」 「オブラートに包んで-・む」 「八岐やまたの大蛇の為に-・まれき/日本書紀 神代上訓
薬を口から腹に入れる。服用する。 《飲》 「薬を-・む」
タバコを吸う。喫煙する。 「タバコを一日に四〇本も-・む」
流れなどが、中に取り込む。包み込む。受け身の形で使うことが多い。 「海岸の民家が津波に-・まれた」 「闇に-・まれる」
比喩的に、門や入り口が人などを入れる。 「五万の観衆を-・んだ国立競技場」
闘志や気魄きはくで相手を圧倒する。 「初めから相手を-・んでかかる」 「会場の雰囲気に-・まれてしまう」 「気を-・まれる」 「勢ひ京洛を-・めり/太平記 11
出そうになるものを押しとどめる。
(「息をのむ」などの形で)驚くような場面に出くわして、大きく息を吸ったままでいる。 「むごたらしさに思わず息を-・む」 「固唾かたずを-・んで見守る」
(「声をのむ」の形で)びっくりして思わず声が出そうになったのをこらえる。 「その光景を見て一瞬声を-・んだ」
(「涙をのむ」「うらみをのむ」などの形で)不満・怨念おんねん・無念などを表面には表さない。残念だ、恨めしいという思いをする。 「無念の涙を-・む」 「うらみを-・んで異境に散った人々」
相手の要求を、不満をもちながらも受け入れる。受諾する。 「賃上げ要求を-・む」 「条件を-・む」
刃物などを隠し持つ。 「ふところに匕首あいくちを-・んでいる」 「どすを-・む」
ごまかして自分のものにする。 「さてその跡へ乗り込んで、糸屋の身代-・んだ上/歌舞伎・心謎解色糸」
[可能] のめる
[慣用] 清濁併せ- ・爪の垢あかを煎じて- / 煮え湯を飲まされる / 固唾を-
[句項目]

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

今日のキーワード

跋扈

[名](スル)《「後漢書」崔駰伝から。「跋」は越える意、「扈」は竹やな》魚がかごを越えて跳ねること。転じて、ほしいままに振る舞うこと。また、のさばり、はびこること。「軍閥の跋扈」「悪辣な商売が跋扈する...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android