餓鬼偏執(読み)がきへんしゅ

精選版 日本国語大辞典 「餓鬼偏執」の意味・読み・例文・類語

がき‐へんしゅ【餓鬼偏執】

甲陽軍鑑(17C初)品二九「己をもって、人にたくらべ、餓鬼偏執(ガキヘンシュ)は、武篇不案内の故、如此」

がき‐へんず【餓鬼偏執】

※めのとのさうし(14C中か)「又いみじき人そしらはしき事候へども、時により、いはぬ事にて候。さやうのうへを申し候へばかきへんずとて笑ひ申し候」

がき‐へんしゅう ‥ヘンシフ【餓鬼偏執】

〘名〙 いつもがつがつしていて、他人迷惑を顧みず、自分の考えに固執すること。がきへんしゅ。がきへんず。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「餓鬼偏執」の意味・読み・例文・類語

がき‐へんしゅう〔‐ヘンシフ〕【餓鬼偏執】

他人の考えや迷惑を無視して自分の考えだけにとらわれること。また、その人。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android