餠の札(読み)もちのふだ

精選版 日本国語大辞典 「餠の札」の意味・読み・例文・類語

もち【餠】 の 札(ふだ)

江戸時代年の暮れに、乞食が門づけをして、もちつきの祝いとして餠を乞い、もらった家とまだもらわない家を区別するしるしに、門の柱に張っておく札。《季・冬》
※俳諧・猿蓑(1691)二「弱法師我が門ゆるせ餠の札〈其角〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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