香川 春蘭(読み)カガワ シュンラン

20世紀日本人名事典 「香川 春蘭」の解説

香川 春蘭
カガワ シュンラン

昭和期の書家 書道芸術院会長;馨香会(書道団体)主宰



生年
明治30(1897)年

没年
昭和60(1985)年2月25日

出身地
東京都

本名
香川 和歌子(カガワ ワカコ)

学歴〔年〕
東京女子高等師範学校(現・お茶の水女子大学)卒

経歴
10歳の時、当時書の大家だった小野鵞堂師事。その後、中村春堂について漢字仮名を学ぶ。昭和22、3年頃、比田井天来の従来の字形にとらわれない自由な字に共嗚して、“新しい書”に挑戦。前衛書道の大家となる。52年以降、夫の峰雲のあとを継いで書道芸術院会長を務めた。59年には東京で初の個展「春蘭展」を開催した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android