世界大百科事典(旧版)内の騒音レベルの言及
【音】より
…音の物理的性質を表示するためには,音圧あるいは音圧レベルを使うことができるが,騒音の評価量としては,音に対する人間の生理的あるいは心理的な反応とよい相関をもっていることが必要である。騒音の要因の一つは,音が大きいということであるので,人間の感ずる音の大きさに対応するような周波数補正を行った音圧レベルを騒音レベルと呼んで,騒音評価の基本量として使われている。騒音【子安 勝】。…
【騒音】より
…なお,騒音公害訴訟としては,大阪国際空港公害訴訟,横田・厚木・小松・嘉手納基地公害訴訟,名古屋東海道新幹線騒音・振動訴訟,国道43号線公害訴訟等がよく知られている。
[騒音レベルまたはA特性音圧レベル A-weighted sound pressure level]
前述のように,騒音という概念はきわめて感覚的なものであって,その評価の尺度にも感覚量を加味したものを用いる必要がある。騒音レベルというのは,2000~4000Hz付近では鋭く,低い周波数では鈍い人間の聴覚に似せて作られた周波数補正回路を内蔵する騒音計によって測定された音圧レベルのことをいう。…
【騒音計】より
…騒音レベルA‐weighted sound pressure levelを測定する計器。周波数補正回路として平たんflat特性を用いると音圧レベルsound pressure levelの測定器ともなるので,汎用の音圧測定器としても利用されている。…
※「騒音レベル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」