驕慢・憍慢(読み)きょうまん

精選版 日本国語大辞典 「驕慢・憍慢」の意味・読み・例文・類語

きょう‐まん ケウ‥【驕慢・憍慢】

〘名〙 (形動ナリ・タリ) 偉ぶって人を見くだすこと。おごりたかぶったさま。
往生要集(984‐985)大文一「如是之身、一切穢、自性爛、誰当此愛重憍慢
今昔(1120頃か)一「憍慢(けうまん)嫉妬の心を永く止めて」
浄瑠璃妹背山婦女庭訓(1771)一「我が意嬌慢たるその勢ひ右の座には安倍中納言行主」 〔大毘婆沙論‐一六七〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android