高津 住男(読み)タカツ スミオ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「高津 住男」の解説

高津 住男
タカツ スミオ


職業
俳優 演出家

肩書
劇団樹間舎代表

生年月日
昭和11年 1月9日

出生地
徳島県

学歴
早稲田大学文学部演劇科〔昭和30年〕中退

経歴
昭和30年早大を中退し、劇団青俳に入る。36年今井正監督の映画「あれが港の灯だ」でデビュー。以後映画「暗殺」「黒部の太陽」「軍閥」などに出演。テレビではTBSのドラマ〈ケンちゃん〉シリーズで牟田悌三後任として“ケンちゃん”の父親役を演じた他、「彩の女」「日本沈没」「お美津」「赤い殺意」「なかよしケンちゃん」などに出演。54年劇団樹間舎を設立、俳優及び演出家として活躍した。他の出演作に映画「カレーライス」「みんなわが子」、舞台「オッペンハイマー事件」「ファニー」などがある。妻は女優真屋順子で、平成12年脳出血で倒れた妻を介護し、共著「ありのまま」や、夫婦での講演で経験を伝えた。21年末期の肝臓がんが判明、22年7月には自宅療養をしながら2日にわたって主演舞台をこなした後、急逝した。

没年月日
平成22年 7月31日 (2010年)

家族
妻=真屋 順子(女優)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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