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高知県香南市 こうなん〈し〉

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日本の地名がわかる事典の解説

〔高知県〕香南〈市〉(こうなん〈し〉)


高知県中東部に位置し、南部で土佐湾に面する市。
2006年(平成18)、香美(かみ)郡の赤岡町、香我美町、野市町、夜須町、吉川村の4町1村が合併して成立。北部地域は標高約300~600メートルの四国山地の一部をなし、そこを源流とする物部(ものべ)川、香宗(こうそう)川、夜須(やす)川が市内を流れる。第3セクター土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線が通じる。旧・赤岡町は、かつては賑わった在町(ざいまち)で、絵金(幕末の絵師金蔵の通称)の極彩色の芝居絵で有名。地引き網による観光漁業が盛んで、毎年4月下旬のドロメ(マイワシ・ウルメなどの稚魚)祭が有名。パッチ網(引き網の一種)によるイワシのシラス漁とウナギの養殖も行われる。手結(てい)内港は江戸時代に野中兼山(のなかけんざん)により作られた、日本初の本格的堀り込み港で、シイラ漁など沿岸漁業の基地。ハマチ養殖や水産加工も行われる。平野部では稲作、早堀りイモ・ラッキョウ・温室メロン・ショウガなどの栽培や、カスミソウ・スターチスなどの花卉(かき)栽培が行われる。丘陵地では山北(やまぎた)ミカンの栽培が盛ん。電機工場が進出。天神の大スギは国指定天然記念物。四国八十八ヶ所霊場第28番札所大日(だいにち)寺(真言宗)がある。

出典|講談社
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