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高知県高知市 こうち〈し〉

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日本の地名がわかる事典の解説

〔高知県〕高知〈市〉(こうち〈し〉)


高知県中部、高知平野中西部の土佐湾に臨む市。
市のほぼ中央に浦戸(うらど)湾がある。同県の県庁所在地で、県の行政・産業・文化の中心。1998年(平成10)より中核市。2005年、土佐(とさ)郡の鏡村と土佐山村を編入。2008年には吾川(あがわ)郡春野町を編入して現在の姿となる。古くは紀貫之(きのつらゆき)の『土佐日記』の舞台として名高い。1603年(慶長8)山内一豊(やまうちかずとよ)が大高坂(おおだかさ)山に入り、土佐藩の城下町として発展。幕末には坂本龍馬(さかもとりょう)・武市瑞山(たけちずいざん)など多数の志士を輩出した。明治維新後は板垣退助(いたがきたいすけ)らを中心に立志社が創立され、自由民権運動の発祥地となった。明治期からの製紙・紡績工業に加え、浦戸湾岸に木材・石油工業団地やセメント・造船・絶縁紙などの工場が進出。農業は水稲二期作をはじめ、ピーマン・ショウガ・新高(にいたか)ナシ・キュウリ・ナス・メロンの栽培が盛ん。山間部ではミョウガ・カキ・茶などを産する。かつお節やサンゴ製品を特産。土佐錦(とさきん)は金魚の女王とも呼ばれる土佐独特の金魚。
市街中央部の高知城跡は国指定史跡で、現在は県立高知公園となる。桂浜や五台山は景勝地として有名。工石山(くいしやま)は全国で最初に指定された自然休養林。四国八十八ヶ所霊場第30番札所善楽(ぜんらく)寺(真言宗)(または安楽(あんらく)寺)・第31番竹林(ちくりん)寺(真言宗)・第33番雪蹊(せっけい)寺(臨済宗)・第34番種間(たねま)寺(真言宗)がある。県立春野総合運動公園は、プロサッカーJリーグやプロ野球のチームのキャンプ地として利用されている。毎年8月に行われるよさこい祭りは全国的に有名で、四国三大祭りのひとつとされる。

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