高階 瓏仙(読み)タカシナ ロウセン

20世紀日本人名事典 「高階 瓏仙」の解説

高階 瓏仙
タカシナ ロウセン

明治〜昭和期の僧侶 曹洞宗管長。



生年
明治9年12月15日(1876年)

没年
昭和43(1968)年1月19日

出生地
福岡県嘉穂郡臼井村

別名
勅号=大鑑道禅師,号=玉堂

学歴〔年〕
曹洞宗大学林〔明治34年〕卒

経歴
明治23年福岡県臼井村の永泉寺高階默仙について得度する。34年より曹洞宗の内地留学生として京都で仏教研究をし、36年福岡県永泉寺住職。37年可睡斎日置默仙に4年に渡って随待参禅し、38年静岡県崇信寺住職に就任。42年曹洞宗大学教授になるが、大正4年同大学を辞し、福岡県安国寺住職となる。その間の明治43年曹洞宗特選議員となり、以後宗議会議長、宗務院総務を歴任。昭和3年朝鮮布教総監、6年可睡斎住職、16年総持寺貫首、永平寺貫首、19年曹洞宗管長に就任。25年セイロンの第1回世界仏教徒会議に日本代表として出席し、32年全日本仏教会長に就任した。著書に「般若心経講義」「舌頭禅眛」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android