高麗笛・狛笛(読み)こまぶえ

精選版 日本国語大辞典 「高麗笛・狛笛」の意味・読み・例文・類語

こま‐ぶえ【高麗笛・狛笛】

〘名〙 雅楽高麗楽(こまがく)東遊(あずまあそび)などに用いる横笛。長さ約三六センチメートル、筒口径約一センチメートル、指穴六個で、高い音調の音を出す。百済から伝えられたもの。細笛(ほそぶえ)。〔十巻本和名抄(934頃)〕
古今著聞集(1254)六「けふは元賢に狛笛ふかせんれうにまゐれるなり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android