鮎並・鮎魚女(読み)あいなめ

精選版 日本国語大辞典 「鮎並・鮎魚女」の意味・読み・例文・類語

あい‐なめ【鮎並・鮎魚女】

〘名〙 アイナメ科の海産魚。日本近海の沿岸の岩礁地帯にすみ、釣り魚として喜ばれる。全長約四〇センチメートル。体表の黄色、赤褐色黒褐色などの斑紋はすむ場所により、その濃淡が変わる。側線は腹中線の一本を含めて体側に五本あり、近似種の側線が一本のクジメと区別できる。美味。あぶらめ。あぶらこ。あゆなめ。《季・夏》
本朝食鑑(1697)八「鮎魚女(アヒナメ)〈訓阿比奈女(アヒナメ)〉形略似年魚故名」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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