新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「鳥尾 小弥太」の解説
鳥尾 小弥太
トリオ コヤタ
- 肩書
- 枢密顧問官
- 別名
- 別名=中村 一之助(ナカムラ イチノスケ)
- 生年月日
- 弘化4年12月5日(1847年)
- 出身地
- 長門国萩城下河島村(山口県萩市川島)
- 経歴
- 幕末期は藩の奇兵隊に入り、尊攘運動に参加。明治元年戊辰戦争では、鳥尾隊を組織して転戦。明治3年和歌山藩に招かれて藩の兵制改革に当り、12月兵部省に出仕。4年陸軍少将、兵学頭となり、ついで軍務局長、大阪鎮台司令長官等を経て、9年中将に昇進、陸軍大輔から参謀局長に転じた。12年近衛都督となるが翌年病気のため辞職。15年初代統計委員長に推され、18年国防会議議員としてヨーロッパへ外遊。20年帰国後、反欧化主義を標傍、保守中正派を組織し、「保守新論」を発行。21年枢密顧問官となり、23年貴院議員、28年再び枢密顧問官を務めた。
- 没年月日
- 明治38年4月
出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報