ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「鳥羽屋里長(1世)」の意味・わかりやすい解説
鳥羽屋里長(1世)
とばやりちょう[いっせい]
[没]寛永6(1794)/寛永7(1795)
常磐津節,富本節の三味線方。別称里の都 (さとのいち) 。鳥羽屋三右衛門の門弟。目が不自由だった。天明1 (1781) 年富本に属し,同3年2世岸沢古式部の病気代役に招かれて,一門を率いて常磐津に転向。『関の扉 (と) 』『戻駕 (もどりかご) 』『古山姥 (ふるやまんば) 』『子宝三番叟』『夕霧』などの名曲を作曲。寛政3 (91) 年常磐津と不和を生じ,富本に再転向。
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