世界大百科事典(旧版)内の鳳凰山(中国,湖北)の言及
【江陵】より
…現在までのところ竹簡の遺物としては最古に属し,墨書された2000余字は楚の文字研究には欠かせない一等資料である。また73年以後には紀南城内の鳳凰山一帯で多数の漢墓が発掘され,8号,9号,10号の3墓からは総計434枚の簡牘(かんとく)が発見された。墓中から出土する簡牘はほとんど書籍かもしくは副葬品の品名と数量を記したいわゆる遣策(けんさく)のいずれかであるが,10号墓からは郷村の戸口や田土の数,徭役や徴税の記録と考えられる内容のものが含まれており,史料としてたいへん貴重である。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」