鶴沢 燕三(5代目)(読み)ツルザワ エンザ

20世紀日本人名事典の解説

鶴沢 燕三(5代目)
ツルザワ エンザ

昭和・平成期の義太夫節三味線方(文楽)



生年
大正3(1914)年1月5日

没年
平成13(2001)年12月2日

出生地
大阪府大阪市

本名
浜野 民男

別名
前名=鶴沢 才吉,鶴沢 友花

主な受賞名〔年〕
人形浄瑠璃因協会賞,大阪府民劇場賞奨励賞〔昭和37年〕,芸術選奨文部大臣賞〔58年〕,国立劇場文楽賞(文楽特別賞)〔昭和58年〕,紫綬褒章〔昭和58年〕,国立劇場文楽賞(特別賞)〔平成14年〕

経歴
大正14年6代目鶴沢才治に入門し、才吉を名乗る。昭和4年6代目鶴沢友次郎の門下となり、7年鶴沢友花と改名、四ツ橋文楽座で「芦屋道満内鑑・保名物狂」のツレ弾きで初舞台。15年ハンザワになる。18年「恋女房染分手綱」の道中双六の段で5代目鶴沢燕三を襲名。21年退座したが23年に復帰し、同年の文楽三和会で活躍、38年文楽協会三味線部技芸員に。60年人間国宝。また、作曲にも才をみせ、44年三島由紀夫が東京・国立劇場で上演した「椿説弓張月」の作曲は有名。柔らかく繊細な音色で世話物、景事物を得意とし、「野崎村」「酒屋」「新口村」「壺坂」「沼津」など多くの傑作を残した。平成7年8月大阪・国立文楽劇場で「ひらかな盛衰記」公演中に倒れ、一線を退いた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

新撰 芸能人物事典 明治~平成の解説

鶴沢 燕三(5代目)
ツルザワ エンザ


職業
義太夫節三味線方(文楽)

専門
人形浄瑠璃,三味線

肩書
重要無形文化財保持者(人形浄瑠璃文楽・三味線)〔昭和60年〕

本名
浜野 民男(ハマノ タミオ)

別名
前名=鶴沢 才吉,鶴沢 友花(ツルサワ トモカ)

生年月日
大正3年 1月5日

出生地
大阪府 大阪市

経歴
大正14年6代目鶴沢才治に入門し、才吉を名乗る。昭和4年師の死去に伴い、6代目鶴沢友次郎の門下となり、7年鶴沢友花と改名、四ツ橋文楽座で「芦屋道満内鑑・保名物狂」のツレ弾きで初舞台。15年ハンザワになる。18年「恋女房染分手綱」の道中双六の段で5代目鶴沢燕三を襲名。19年徴用され、21年退座したが23年に復帰し、その後楽三和会で活躍、38年文楽協会三味線部技芸員に。60年人間国宝。また、作曲にも才をみせ、44年三島由紀夫が東京・国立劇場で上演した「椿説弓張月」の作曲は有名。柔らかく繊細な音色で世話物、景事物を得意とし、「野崎村」「酒屋」「新口村」「壺坂」「沼津」など多くの傑作を残した。平成7年8月大阪・国立文楽劇場で「ひらかな盛衰記・逆櫓」公演中に倒れ、一線を退いた。

受賞
芸術選奨文部大臣賞〔昭和58年〕 紫綬褒章〔昭和58年〕,勲四等旭日小綬章〔平成1年〕 人形浄瑠璃因協会賞,大阪府民劇場賞奨励賞〔昭和37年〕,国立劇場文楽賞(文楽特別賞)〔昭和58年〕,国立劇場文楽賞(特別賞)〔平成14年〕

没年月日
平成13年 12月2日 (2001年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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