鷹司政平(読み)たかつかさ・まさひら

朝日日本歴史人物事典 「鷹司政平」の解説

鷹司政平

没年永正14.閏10.18(1517.12.1)
生年:文安2(1445)
室町後期の公卿。父は関白左大臣房平。長禄3(1459)年正五位下に叙せられ,権中納言,権大納言などを歴任し,応仁2(1468)年内大臣,文明7(1475)年右大臣,翌年左大臣となり,同10年内覧の宣旨を蒙り,同17年太政大臣となる。永正13(1516)年出家,法名上玄,道号天理。死後,専称院と称される。政平邸では,しばしば歌会が催されており,延徳・明応期(1489~1501)の宮廷歌壇の一翼を担っていたことが知られる。<参考文献>井上宗雄『中世歌壇史の研究―室町後期―』

(小森正明)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「鷹司政平」の解説

鷹司政平 たかつかさ-まさひら

1445-1517 室町-戦国時代の公卿(くぎょう)。
文安2年生まれ。鷹司房平の子。文明11年従一位。15年から19年まで関白。専称院入道前関白とよばれる。永正(えいしょう)14年閏(うるう)10月18日死去。73歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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