鹿児島県伊佐市(読み)いさ〈し〉

日本の地名がわかる事典の解説

〔鹿児島県〕伊佐〈市〉(いさ〈し〉)


鹿児島県最北端にある市。
川内(せんだい)川上・中流域の大口盆地を占め、北部で熊本県、東部で宮崎県と県境を接する。2008年(平成20)11月、大口市と伊佐郡菱刈町が合併して成立。大口地区は戦国時代末期より島津氏の領地。江戸時代に川内川流域の開田が進み、県下有数の稲作地帯となる。良質の伊佐米の産地で、肉牛や豚の畜産、焼酎の醸造も盛ん。山間部では林業が営まれ、伊佐檜(いさひのき)を特産する。菱刈地区では1981年(昭和56)に金の鉱脈が発見され、菱刈鉱山は世界有数の含有量と高品質を誇る金の採掘で知られる。名瀑曽木の滝の下流には、水位により5月から9月にかけて姿を現す曽木発電所遺構(明治時代建設)があり、国の登録有形文化財に指定されている。ほかに国指定重要文化財の祁答院家(けどういんけ)住宅、白木(しらき)神社、十曽池(じっそいけ)、桜の名所として知られる忠元公園、湯之尾温泉などがある。

出典 講談社日本の地名がわかる事典について 情報 | 凡例

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