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鹿児島県鹿児島市 かごしま〈し〉

日本の地名がわかる事典の解説

〔鹿児島県〕鹿児島〈市〉(かごしま〈し〉)


鹿児島県中部の市。
鹿児島湾西岸に位置し、湾内の桜島を市域に含む。同県の県庁所在地で、県の行政・産業・文化の中心。1996年(平成8)4月より中核市。2004年11月、鹿児島郡の吉田町、桜島町と揖宿(いぶすき)郡の喜入町、日置郡の松元町、同郡山町を編入して現在の姿となる。JR九州新幹線・鹿児島本線などの鉄道と、九州自動車道などの道路が通じ、鹿児島港からは桜島のほか、奄美諸島や大隈諸島の島々と結ぶフェリーが発着する。市の中心部は、1602年(慶長7)島津家久(いえひさ)が鶴丸城を築城、以来薩摩(さつま)藩77万石の城下町として繁栄。江戸時代末期には西郷隆盛(さいごうたかもり)・大久保利通(おおくぼとしみち)などを輩出した。南部に大規模な原油備蓄基地の喜入基地がある。卸売・小売やサービス業が卓越し、消費都市的性格が強い。工業は肉類・水産物などの食品加工、木工、繊維など軽工業が中心。農業は茶・柑橘(かんきつ)類・野菜や花卉(かき)などの栽培が行われ、桜島ダイコンが有名。肉牛飼育や養鶏の畜産業も盛ん。大島紬(おおしまつむぎ)・薩摩焼などの伝統工芸品、サツマイモの焼酎が特産品。
桜島は活発な噴火活動で知られ、霧島屋久国立公園を代表する観光地。城山は眺望がよく、西郷隆盛自刃の地としても有名。島津氏別邸の仙巌(せんがん)園(磯庭園)、鶴丸城跡、尚古(しょうこ)集成館、異人館などが名高い。生見(ぬくみ)海岸の喜入(きいれ)のリュウキュウコウガイ産地は世界最北端のマングローブを形成し、国の特別天然記念物に指定。桜島の古里温泉ほか市内各所に温泉が湧く。アメリカ合衆国フロリダ州のマイアミ市と姉妹都市提携。

出典 講談社日本の地名がわかる事典について 情報 | 凡例

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