鹿島 なほ(読み)カシマ ナオ

20世紀日本人名事典 「鹿島 なほ」の解説

鹿島 なほ
カシマ ナオ

大正・昭和期の教育者 文部省学校保健主管課嘱託



生年
明治29(1896)年

没年
昭和6(1931)年10月17日

出生地
千葉県君津町(現・君津市)

学歴〔年〕
日本女子大学英文科卒,ハッケンサク病院付属看護婦養成学校,コロンビア大学

経歴
日本女子大学英文学科卒業後、母校の付属幼稚園教鞭を執る。大正5年病気で入院中に看護教育の必要性を痛感し、退院ののち聖路加病院で看護学を修得。さらに9年にはアメリカに留学し、ニューヨークのハッケンサク病院付属看護婦養成所やコロンビア大学看護教育学部に学んだ。14年に帰国ののち聖路加病院に勤務。その傍らで文部省学校保健主管課の嘱託を務め、学校看護婦制度の確立に尽力した。昭和4年から女子経済専門学校や聖路加女子専門学校に出講し、看護学や公衆衛生を教えた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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