麺麻/麺碼(読み)メンマ

和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「麺麻/麺碼」の解説

メンマ【麺麻/麺碼】

中国料理の食材の一つ。麻竹(まちく)たけのこを蒸すかゆで、乳酸発酵させたあと、天日で乾燥させたもの。塩蔵品や水煮もある。また、一般には戻して味つけしたものが販売されている。日本ではラーメンの具に用いられることが多い。◇一説には、食品商社「丸松物産」の会長だった台湾出身の松村秋水(しゅうすい)が、台湾では一般的に炒め物などに用いられるこの食品が日本ではラーメンの上にのっていることから、昭和20年代に「『麺』の上にのせた『麻』竹だからメンマ」と名づけたとされる。また、麺の具を意味する中国語の「麺碼児(ミエンマール)」が変化したという説もある。「しなちく」ともいう。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

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