麻生[区](読み)あさお

百科事典マイペディア 「麻生[区]」の意味・わかりやすい解説

麻生[区]【あさお】

神奈川県川崎市北西部の区。1982年多摩区から分区。多摩丘陵北端に位置し複雑に谷が入り込む。区名は鎌倉時代末期の麻生郷由来。1960年小田急電鉄小田原線百合ヶ丘駅が開設され,同時に完成した百合ヶ丘団地は,神奈川県下団地ブームの契機となった。1974年小田急多摩線が開通し,多摩ニュータウンの玄関口として分岐点の新百合ヶ丘駅が開業,沿線の住宅地化が進んだ。1973年に農地の集団化で誕生した岡上営農団地などでキュウリトマトなどの促成栽培が行われている。23.25km2。16万9926人(2010)。

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