麻疹・痲疹(読み)はしか

精選版 日本国語大辞典 「麻疹・痲疹」の意味・読み・例文・類語

はしか【麻疹・痲疹】

〘名〙 ウイルスによる全身性伝染病。二~五歳の幼児に多く、春秋に流行し、罹患すると終生免疫を得る。潜伏期は一一日間前後。最初発熱、咳(せき)鼻汁、目やに、上気道炎を示し、口腔粘膜に発疹を生じる。次いで全身的に小さい紅斑が現われ、融合して拡大する。ふつう一〇日位で全快するが余病を併発することも少なくない。ましん。
醍醐寺文書‐(年月日未詳)(室町)大僧正義賢書状「自一昨夜以外違例仕候。はしかの序にて候歟」

ま‐しん【麻疹・痲疹】

〘名〙 =はしか(麻疹)〔病名彙解(1686)〕 〔万氏家伝痘疹心法‐痲疹

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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