デジタル大辞泉 「黄檗」の意味・読み・例文・類語 おう‐ばく〔ワウ‐〕【黄×檗/黄×蘗】 1 (「黄柏」とも書く)キハダの別名。また、キハダの樹皮から作った染料、または生薬。漢方で内皮を健胃・収斂しゅうれん薬などに使用。2 「黄檗宗」の略。京都府宇治市の地名。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「黄檗」の意味・わかりやすい解説 黄檗おうばく 京都府南部、宇治市の一地区。1661年(寛文1)明(みん)僧隠元(いんげん)が開山した黄檗宗大本山万福寺(まんぷくじ)がある。伽藍(がらん)は中国風の様式を示し、また鉄眼道光(てつげんどうこう)の『一切経(いっさいきょう)』版木(はんぎ)を蔵する宝蔵院がある。付近は宇治茶発祥の地と伝えられる。JR奈良線と京阪電鉄宇治線の黄檗駅がある。[織田武雄][参照項目] | 宇治(市) | 宇治茶 | 万福寺 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例