黄水仙(読み)きずいせん

精選版 日本国語大辞典 「黄水仙」の意味・読み・例文・類語

き‐ずいせん【黄水仙】

〘名〙 ヒガンバナ科多年草南ヨーロッパ原産で、江戸末期に渡来庭園などに植える。地中鱗茎から、長い剣状で横断面はほぼ半円形となる葉を叢生(そうせい)する。春、葉間から高さ三〇センチメートルほどの花茎をのばし、頂に香りが強い濃黄色の六弁花を二~五個開く。多数の園芸品種がある。ジョンキルずいせん。《季・春》 〔生物学語彙(1884)〕
庭苔(1926)〈岡麓〉「春待ちてつぼみをひらく黄水仙下むきにけり八重のおもみに」

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デジタル大辞泉 「黄水仙」の意味・読み・例文・類語

き‐ずいせん【黄水仙】

ヒガンバナ科の多年草。葉は剣状。春、濃黄色の花を横向きに開く。南ヨーロッパの原産で、江戸末期に渡来。観賞用。ジョンキル水仙。 春》突風や算を乱して―/汀女

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動植物名よみかた辞典 普及版 「黄水仙」の解説

黄水仙 (キズイセン)

学名Narcissus jonquilla
植物。ヒガンバナ科の多年草

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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