20世紀日本人名事典 「黒田 清」の解説
黒田 清
クロダ キヨシ
昭和・平成期のジャーナリスト 黒田ジャーナル代表;元・読売新聞大阪本社編集局次長・社会部長。
- 生年
- 昭和6(1931)年2月15日
- 没年
- 平成12(2000)年7月23日
- 出生地
- 大阪府大阪市天満橋
- 学歴〔年〕
- 京都大学経済学部〔昭和27年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 日本ノンフィクション賞〔昭和59年〕「警官汚職」,菊池寛賞〔昭和60年〕「『戦争』の連載」
- 経歴
- 昭和27年読売新聞大阪本社に入り、社会部次長、51年社会部長を経て、54年編集局次長兼社会部長、59年編集局次長。この間、55〜61年の名コラム「窓」の筆者として知られたほか、52年以来、毎年8月になると大阪・心斎橋の百貨店で、社会部の記者たち自らの手で作り上げた「戦争」展を開く。また、大阪府警警官汚職事件などをスクープし、大阪読売社会部は“黒田軍団”と呼ばれた。61年退社して大阪で黒田ジャーナルを創設、「窓友新聞」を発刊。著書に「愛惜のつぎに思うこと」「体験的取材学」「新聞記者の現場」「新聞が衰退するとき」「やさしさは風になり」「黒田軍団かく闘えり」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」（2004年刊）20世紀日本人名事典について 情報