新撰 芸能人物事典 明治~平成 「鼈甲斎 虎丸(3代目)」の解説
鼈甲斎 虎丸(3代目)
ベッコウサイ トラマル
- 職業
- 浪曲師
- 本名
- 荒井 正三郎
- 別名
- 前名=鼈甲斎 吉右衛門
- 生年月日
- 明治18年 6月4日
- 出生地
- 東京・品川
- 経歴
- 子どものころから長唄、旧劇・新派の女形をしたあと浪曲師を志し、20歳のとき、2代鼈甲斎虎丸に入門。吉右衛門という芸名で節まねを得意としていたが、25歳で3代虎丸を襲名。その後は「2代虎丸節」に創意を加えて独自の「3代虎丸節」を作り上げる。また初代以来の「安中草三郎」の浪曲化で人気を得るなど、楽燕、重友、雲月ら四天王の長として、大正末から昭和11年にかけての浪曲の第2期黄金時代を築き上げた。得意のネタは「伊達騒動」「左甚五郎」「柳橋五人斬り」など。
- 没年月日
- 昭和13年 5月5日 (1938年)
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報