鼎(器)(読み)かなえ

世界大百科事典(旧版)内の鼎(器)の言及

【鼎】より

…3本の中実の足の上になべ形の容器をのせた形をしていて,新石器時代後期の竜山文化期に土製のものが現れ,殷代中期ころから青銅製のものがつくられ,ともに漢代まで併せ使用された。殷代中期から西周代前期にかけての時期だけに方鼎という,長方形の箱状の器に中空の4本足をつけたものがあり,高さが1m以上のものもある。青銅製の鼎にはすべて1対の耳があり,鉉(げん)といわれる横木を通したり,(よく)という鉤で引っかけたりして持ち運んだ。…

※「鼎(器)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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