一室(読み)いっしつ

精選版 日本国語大辞典 「一室」の意味・読み・例文・類語

いっ‐しつ【一室】

〘名〙
一つ部屋。ひとま。
※凌雲集(814)高士吟〈賀陽豊年〉「一室何堪掃、九州豈足歩」 〔韓詩外伝‐四〕
② ある部屋。
※独り歌へる(1910)〈若山牧水〉上「蓄音機ふとしも船の一室(イッシツ)に起るがきこゆ海かなしけれ」
③ 同じ部屋。
※米沢本沙石集(1283)五本「我等一室(イッシツ)同法なる上」 〔礼記玉藻

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android