伝言(読み)デンゴン

デジタル大辞泉 「伝言」の意味・読み・例文・類語

でん‐ごん【伝言】

[名](スル)人に頼んで、相手用件を伝えること。また、その言葉。ことづて。ことづけ。「彼には妹から伝言してもらう」
[類語]ことづてことづけメッセージ言付ける伝える知らせる報ずる告げる言い送る申し送る申し伝える申し越す申し渡す言い渡す達する伝達通知連絡通告通達下達令達口達通ずるコミュニケート取り次ぐ宣する知らす触れる話す

つて‐こと【伝言/流言】

言い伝える言葉。ことづて。でんごん。また、うわさ
赤駒のい行きはばかるま葛原くずはら何の―ただにしけむ」〈・三〇六九〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「伝言」の意味・読み・例文・類語

でん‐ごん【伝言】

〘名〙 他を頼んで相手に言葉を伝えること。ことづけること。また、その言葉。ことづて。ことづけ。でんげん。
将門記(940頃か)「伝言を以て連理の徒を問ひ取れり」
※思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉二「お芳坊に伝言するのも忘れてしまった」 〔史記‐絳侯世家

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「伝言」の読み・字形・画数・意味

【伝言】でんげん・でんごん

語を伝える。〔史記、絳侯周勃世家〕上(しやう)~入ることを得ず。是(ここ)に於てをしてを持し、將軍に詔(つ)げしむ。吾(われ)入りて軍を勞せんと欲すと。亞夫、乃ち傳言して壁門を開かしむ。

字通「伝」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android