北武井村(読み)きたたけいむら

日本歴史地名大系 「北武井村」の解説

北武井村
きたたけいむら

[現在地名]大平町北武井

巴波うずま川を挟んで横堀よこぼり村の東に位置し、東から西にかけては上初田かみはつだ(現小山市)と接する。史料上は武井村ともみえる。「和名抄」記載の都賀郡内高家たかべ郷の遺称地とする説がある。寛喜二年(一二三〇)二月二〇日の小山朝政譲状(小山文書)にみえる東武家郷は当地に比定され、朝政の嫡孫五郎長村に譲られている。観応元年(一三五〇)より永徳二年(一三八二)の間、小山義政の時代の作成と推定される某所領注文案(同文書)にも東武家郷とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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