又も(読み)マタモ

デジタル大辞泉 「又も」の意味・読み・例文・類語

また‐も【又も】

[副]副詞また」を強めた言い方。またしても。重ねてまた。「又も三振に終わる」
[類語]たびたび何度もよくしばしばちょくちょく往往ちょいちょいしきりしょっちゅう幾度頻繁頻頻しげしげ足繁くあまたたび再びまた重ねて再度再三再三再四再再又又またもや二度と二度と再びくれぐれくれぐれも返す返すよくよくとくととっくり重重重ね重ね幾重にも念入りまたぞろ懲りずまに二の舞性懲しょうこりもないてつを踏む前車のてつを踏むてつを踏む改めてまたしてもくどくどうだうだぐだぐだくだくだたらたらああだこうだ四の五の四の五の言う

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「又も」の意味・読み・例文・類語

また【又】 も

副詞「また」を強めたいい方。
① 再度。重ねて。またまた。
万葉(8C後)一五・三七一〇「潮干なば麻多母(マタモ)われ来むいざゆかむ沖つ潮騒高く立ち来ぬ」
② (あとに打消の語を伴って) 他に何も。→又もなし
伊勢物語(10C前)二七「我ばかり物思ふ人は又もあらじと思へば水の下にも有りけり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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