口を尖らす(読み)くちをとがらす

精選版 日本国語大辞典 「口を尖らす」の意味・読み・例文・類語

くち【口】 を=尖(とが)らす[=尖(とが)らせる]

(くちびる)を前に突きだしてとがらせる。怒ったり、言い争ったりするときなどの口つき。転じて、不平不満を表わす顔つきにもいう。
滑稽本浮世風呂(1809‐13)二「『あの子が泣はな。静にしなせへな』ト口をとがらして」

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デジタル大辞泉 「口を尖らす」の意味・読み・例文・類語

くちとがら・す

怒ったり言い争ったりするときの口つきや不満な顔つきを表す言葉。「むっとして―・す」
[類語]色を気色ばむ気が立つ満面朱を注ぐ不服不平不満不満足不足鬱憤うっぷん物足りないあっけないあえない飽き足りない食い足りない意に満たない期待外れ当て外れ不本意いら立ちいらつくいら立つ今一いまいち今一つもう一つ不完全燃焼フラストレーションクレーム鬱積うっせき不承知心外愚痴繰り言ぐずぐず難色難色を示す首を振る首を横に振る首をひねるかぶりを振る如何なものか

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