吾兄(読み)アセ

デジタル大辞泉 「吾兄」の意味・読み・例文・類語

あ‐せ【×兄】

[代]二人称人代名詞女子男子を親しんで呼ぶ語。上代では多く間投助詞「」を伴って、歌の囃子詞はやしことばに用いた。
尾津をつさきなる一つ松、―を」〈・中・歌謡

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「吾兄」の意味・読み・例文・類語

あ‐せ【吾兄】

〘代名〙 対称。女子から男子を親しんでいった語。多く「を」を伴って用いる。→あせを

ご‐けい【吾兄】

〘代名〙 (わが兄の意) 友人を親しんでいう語。あなた貴兄

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「吾兄」の読み・字形・画数・意味

【吾兄】ごけい

自分の兄。また、友人を尊んでいう。唐・韓〔司門盧四兄雲夫院長の秋を望むの作に酬ゆ〕詩 雲夫吾が兄、狂氣り 嗜好俗と酸鹹(さんかん)を殊(こと)にす 日來我を省して肯(あへ)て去らず 詩を論じ賦をいて、相ひ(なんなん)す

字通「吾」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android