唯一(読み)ユイイツ

デジタル大辞泉 「唯一」の意味・読み・例文・類語

ゆい‐いつ【唯一】

ただ一つであること。それ以外にはないこと。ゆいいち。ゆいつ。「世界で唯一逸品」「唯一の趣味」
[類語]単数単一単独単身単発単品無二無比又と無い無双無類比類の無い・類が無い・類を見ない・比べ物にならない・並び無い・例えようも無い・底知れない比類ない類いまれ又と二度と二度と再び又無い得難いまれかけがえのない希有けう盲亀もうき浮木ふぼく一期一会いちごいちえ見せ場決め所思いがけない思いがけず待てば甘露の日和ひよりあり折よく僥倖ぎょうこうここぞ一世いっせ一代最初で最後図らずも決定的瞬間契機滅多千載一遇

ゆい‐いち【唯一】

ゆいいつ」に同じ。
「神は―円頓えんとん一実相の外」〈浄・聖徳太子

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「唯一」の意味・読み・例文・類語

ゆいつ【唯一】

〘名〙 =ゆいいつ(唯一)
※春迺屋漫筆(1891)〈坪内逍遙〉梓神子「詩は史の奴ならざればなり要するに世話物時代物肉身兄弟にして其本願も唯一(ユイツ)なり」

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普及版 字通 「唯一」の読み・字形・画数・意味

【唯一】ゆいいつ

ただ一つ。〔論衡、言毒〕物、靡(びせつ)(こまごました)爲(た)る多し。唯一、火のみ最も烈しきは、火は氣の燥(かわ)くなればなり。

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