唸る(読み)ウナル

デジタル大辞泉 「唸る」の意味・読み・例文・類語

う‐な・る【×唸る】

[動ラ五(四)]《「う」は擬声語
力を入れたり苦しんだりするときに、長く引いた低い声を出す。うめく。「痛くてうんうん―・る」
獣が低く力の入った声を出す。「犬が―・る」
鈍く低い音を長く響かせながら出す。「モーターが―・る」「風が―・る」
謡曲浄瑠璃などを、のどをしぼるように低音でうたったり語ったりする。「義太夫を―・る」
感嘆のあまり、思わず、1のような声を出す。ひどく感心する。「満員観衆を―・らせる」
内に満ちている力が、あふれ出るばかりになる。「腕が―・る」「金が―・るほどある」
[類語](1呻く呻吟阿鼻叫喚/(2鳴くさえずすだえるいなな咆哮ほうこうする遠吠えする時をつくる・喉を鳴らす・吠え立てる・たけうそぶ鳴き頻る鳴き立てる歌う地鳴き笹鳴き蝉時雨虫時雨/(3響く鳴る鳴り響く鳴り渡る通る伝わるとどろ高鳴るどよむどよめく響き渡る聞こえる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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