天際(読み)テンサイ

デジタル大辞泉 「天際」の意味・読み・例文・類語

てん‐さい【天際】

天のはて。空のかなた天涯てんがい
北方には漢水蜿蜒えんえんと―に流れ」〈太宰竹青

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「天際」の意味・読み・例文・類語

てん‐さい【天際】

〘名〙 天のはて。天のきわ。空のずっと遠くの方。
※凌雲集(814)早舟発〈仲雄王〉「浦辺孤樹遠、天際片帆征」
※帰去来(1901)〈国木田独歩〉六「遙に天際(テンサイ)一線を劃するは波静なる周防灘」 〔易経‐豊卦〕

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普及版 字通 「天際」の読み・字形・画数・意味

【天際】てんさい

天のはて。唐・李白黄鶴楼に、孟浩然広陵に之(ゆ)くを送る〕詩 影、碧に盡く 惟だ見る、長江の天際にるるを

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