寸隙(読み)すんげき

精選版 日本国語大辞典 「寸隙」の意味・読み・例文・類語

すん‐げき【寸隙】

〘名〙
実隆公記‐文明一八年(1486)九月一七日「今日青侍等連歌興行、寸隙之時兮予同沙汰之」
地蔵菩薩霊験記(16C後)二「学問の寸隙(スンゲキ)だも有らば下山し給へかしとぞ申し遣はさる」 〔薛蕙‐対酒詩〕
② わずかなすきま。ちょっとした空間
米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉四「接伴掛両人は此まで迎へ、市民堵墻をなして観る、寸隙を存せず」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「寸隙」の意味・読み・例文・類語

すん‐げき【寸隙】

わずかのひま。
少しのすき。わずかのすきま。「寸隙をつく」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「寸隙」の読み・字形・画数・意味

【寸隙】すんげき

寸暇

字通「寸」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android