デジタル大辞泉 「断」の意味・読み・例文・類語 だん【断〔斷〕】[漢字項目] [音]ダン(呉) [訓]たつ ことわる[学習漢字]5年1 たち切る。切り分ける。「断裁・断頭・断髪・断片・断面/横断・遮断・縦断・寸断・切断・分断」2 とぎれる。物事をやめる。「断食だんじき・断酒・断水・断絶・断続・断念/間断・禁断・中断・不断」3 きっぱりと決める。「断案・断定/英断・果断・決断・処断・診断・推断・速断・独断・判断・予断」4 思いきって。「断乎だんこ・断行・断然」5 ことわる。「無断」[名のり]さだ・さだむ・たけし・とう だん【断】 決定すること。決断。「最終的に断を下す」「経営陣に断を迫る」[類語]決断・決定・判断・断定・決まり・本決まり・確定・画定・議決・決議・論決・評決・議定・取り決め・断案・決けつ・裁決・裁定 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「断」の意味・読み・例文・類語 だん‐・ずる【断】 〘他サ変〙 だん・ず 〘他サ変〙① 切断する。たつ。特に、煩悩や迷い・現世的快楽などを断ちきる。※百座法談(1110)三月二四日「われは三界の戒をば断したれど仏の功徳をばさらにえしらず」② 断定する。決定する。裁断する。さばききめる。※法華経釈文平安中期点(976頃)「管見を以て容易(たやす)く聖説を断(タム)す可から不」③ おしきってする。断行する。 だん【断】 〘名〙① たちきること。また、とぎれること。※勝鬘経義疏(611)歎仏真実功徳章「解脱是断」② はっきりと意志をきめること。また、事をさばいて決定すること。※ニッポン日記(1951)〈井本威夫訳〉一九四五年一二月一一日「究極の断は部外者の手で行われた」 だん・じる【断】 〘他ザ上一〙 (サ変動詞「だんずる(断)」の上一段化したもの) =だんずる(断) だん‐・ず【断】 〘他サ変〙 ⇒だんずる(断) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報