沸く(読み)ワク

デジタル大辞泉 「沸く」の意味・読み・例文・類語

わ・く【沸く】

[動カ五(四)]《「」と同語源》
水などが熱せられて沸騰する。また、適当な熱さになる。「湯が―・く」「風呂が―・く」
感情が高ぶる。熱狂して騒ぎたてる。「ファインプレー場内が―・く」「勝利に―・く」
発酵して泡を立てる。「ぬかみそが―・く」
水が激しくたぎり流れる。さかまく。
「川の―・きたる、滝の落ちたる」〈宇津保・祭の使〉
金属が熱せられて溶ける。
「(大仏ノ)御身は―・きあひて山の如し」〈平家・五〉
[類語]沸き立つ沸き上がる沸き返る煮えたぎる煮えくり返る煮え返る煮え立つ煮立つ沸騰たぎる沸かす煮沸蒸発揮発蒸留

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android