精選版 日本国語大辞典 「私意」の意味・読み・例文・類語
し‐い【私意】
〘名〙
※応永本論語抄(1420)子罕第九「吾は物をよく知と思ふ私意がきざせば、其知が心に塞り掩て空虚ならず」
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…そんな本意論の基本的精神を継承しながら,しかも固定化,因習化した美学を打破し,いま一度自分の新しい見方で万古不易の対象の生命――本情――をとらえ直そうとしたのが,芭蕉たち蕉風俳人の本意本情論である。その意味で,芭蕉たちは類型化,固定化した物の見方を嫌うが,また同時に奇物珍詞をおもしろがる〈私意〉をも厳しく排除する。【堀 信夫】。…
※「私意」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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