知恵蔵 「秋葉原無差別殺傷事件」の解説
秋葉原無差別殺傷事件
加藤被告は事件当日の早朝から直前まで携帯サイトの掲示板に犯行を予告する書き込みをしたが誰からも反応がなく、「色々書いているのに誰も見てくれない」「見た人に犯行を止めてほしかった」と供述した。また事件に至る経緯については「現実の世界でもネットの世界でも孤独になった。ネットの世界の人間に自分の存在を気付かせてやろうと事件を考えた」と供述している。事件を受けて警視庁は秋葉原の歩行者天国を「当分の間中止」にしている。
(朝日新聞出版 / 2008年)
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報