膝小僧(読み)ひざこぞう

精選版 日本国語大辞典 「膝小僧」の意味・読み・例文・類語

ひざ‐こぞう【膝小僧】

〘名〙 膝がしら。衣服などから現われ出た膝がしらを、擬人化していったもの。ひざぼうず。
※俳諧・哲阿彌句藻(1798)夏「初袷いかに淋しき膝小僧」

ひざっ‐こぞう【膝小僧】

〘名〙 「ひざこぞう(膝小僧)」の変化した語。
※雑俳・柳多留拾遺(1801)巻八下「木娘はひざっこぞうに五人力」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「膝小僧」の意味・読み・例文・類語

ひざ‐こぞう【膝小僧】

衣服などからのぞいている膝頭ひざがしらを擬人化していった語。
[類語]膝頭

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android