音に聞く(読み)オトニキク

デジタル大辞泉 「音に聞く」の意味・読み・例文・類語

おと・く

人伝えに聞く。うわさに聞く。
名高い。有名である。「―・く勇将
[類語]有名知名著名高名名高い名うて名代評判名立たる名が売れる顔が売れる世に出る世に聞こえる知名度名声名が有る名が通る名をはせる名を残す名を成す顔が立つ面目を施す一花咲かせる錦を飾る名をあげる名を売る名を得る名を立てる名を遂げる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「音に聞く」の意味・読み・例文・類語

おと【音】 に 聞(き)

① 人づてに聞く。うわさに聞く。
万葉(8C後)七・一一〇五「音聞(おとにきき)目にはいまだ見ぬ吉野川六田(むつだ)の淀を今日見つるかも」
世評が高い。有名である。
金葉(1124‐27)恋下・四六四「音に聞く高師の浦のあだ波はかけじや袖の濡れもこそすれ〈紀伊〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android