2段モーション(野球)(読み)にだんもーしょん(やきゅう)

知恵蔵mini 「2段モーション(野球)」の解説

2段モーション(野球)

投球動作途中軸足ではない方の足を一度上げてから下げ、もう一度引き上げて踏み出すこと。日本野球機構(NPB)が2005年に野球の国際化を目指す方針を打ち出し、公認野球規則に「投手板に触れている投手が、投球に関連する動作を起こしながら、投球を中止した場合」は反則投球となるなどと記されていることから投球動作に入った後に動きを止めることを禁止するという見解を発表し、06年から厳しく規制をするようになった。一方で、2段モーションと判定される基準が不明確であることが問題視されており、17年8月17、24日の試合に先発した西武ライオンズの菊池雄星投手が投じたボールが唐突に「2段モーション」だと判定されたことで、基準を明確にするよう求める声が多数の球団から上がっている。

(2017-9-14)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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