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200カイリ時代 にひゃくカイリじだい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

200カイリ時代
にひゃくカイリじだい

H.グロチウス以来の海洋自由の原則が捨てられ 200カイリの水域に排他的支配が国際的に認められることになった,1970年代後半の国際状況をいう。この状況は日本を含め国際社会を新たなる局面に立たせた。 1977年3月1日,アメリカに続いてソ連が 200カイリの漁業専管水域 (→漁業水域 ) を実施した。日本も同年7月1日から実施に踏切った。これ以降は世界の大海洋国家がこぞってこの挙に出て,200カイリ時代の幕は開けた。 200カイリまでの海中で魚介類をとる権利が沿岸国にあるというのが,漁業専管水域で,海底の地下資源にまでそれが及ぶというのが,排他的経済水域である。この状況はさらに第2次世界大戦で日本が喪失した領域,勢力圏のかなりの部分をこの領海の幅拡大,漁業専管水域または排他的経済水域の新設によって取返すことができるという結果を生んだ。一方,日本が公海として自由に航行し,または漁獲した水域が,各国の領海,漁業専管水域または排他的経済水域に取込まれるという1つの重要なジレンマに直面することになった。

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