21世紀COEプログラム(読み)にじゅういっせいきシーオーイープログラム

大学事典 の解説

21世紀COEプログラム
にじゅういっせいきシーオーイープログラム

文部科学省による研究助成事業。2001年(平成13)6月「大学(国立大学)構造改革の方針」に基づき,2002年度に予算を措置され,2004年度まで3年間実施された。第三者評価による競争原理により競争的環境を一層醸成することを通じ,国際競争力のある世界最高水準の研究教育拠点(日本)(大学院博士課程レベル)を日本の大学に形成することが目的である。研究水準の向上と世界をリードする創造的な人材育成を目指した。予算額は2002年度182億円,2003年度334億円,2004年度367億円であった。募集分野と申請数は,2002年度が生命科学,化学・材料科学,情報・電気・電子,人文科学学際複合・新領域の5分野について464件(163大学),2003年度は医学系,数学・物理学・地球科学,機械土木・建築・その他工学,社会科学,学際・複合・新領域の5分野について611件(225大学),2004年度は革新的な学術分野について320件(186大学)であった。採択数は2002年度が113件,2003年度が133件,2004年度が28件であった。
著者: 佐々木研一朗

参考文献: 日本学術振興会「21世紀COEプログラム」:https://www. jsps. go. jp/j-21coe/

出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報

産学連携キーワード辞典 の解説

21世紀COEプログラム

「21世紀COEプログラム」とは、世界のトップレベルの教育・研究・創造的人材育成を行える大学の実現のために、文部科学省によって設置されたプログラムのこと。国公私立大学の大学院レベルの専攻などを対象に、年間1~5億円の支援を行う。「21世紀COEプログラム」期間は5年間。研究結果に対して第三者の審査委員による2回の評価を導入することにより、国内の大学間の競争を促し、研究活動の促進を行う。

出典 (株)アヴィス産学連携キーワード辞典について 情報

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