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9.11以後のドキュメンタリー 9.11いごのどきゅめんたりー/9てん11いごのどきゅめんたりー/911いごのどきゅめんたりー post 9/11 documentary photography

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知恵蔵2015の解説

9.11以後のドキュメンタリー

2001年の9.11同時多発テロは写真界、特にドキュメンタリー写真の世界にも大きな衝撃を与えた。飛行機高層ビル突っ込む画像は、全世界のテレビに流され、新聞や雑誌に掲載されて、トラウマ的といえるような影響を及ぼしつつある。あの画像を目にしたあとには、様々な出来事を撮影した写真がひどく色あせたものに見えてしまうからだ。とはいえ、「いま世界で何が起こっているのか」を細やかフォローしていくドキュメンタリー写真の意味が、まったく失われてしまったわけではない。パレスチナチェルノブイリを取材してきた広河隆一の責任編集で04年4月に創刊されたフォトジャーナリズム月刊誌『DAYS JAPAN』などを見ると、フォトジャーナリストたちが悪条件の中で、体を張って現実に肉薄している様子が伝わってくる。ただこれから先は、悲惨なイメージを「これでもか」と見せつけるような素朴な形ではなく、写真を通じてポジティブに世界を変えていく方法を模索する具体的な提言が必要になるだろう。インターネットにドキュメンタリー写真をどう組み込むかも大きな課題といえる。

(飯沢耕太郎 写真評論家 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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