A.K. クーマラスワミー(英語表記)Ananda Kentish Coomaraswamy

20世紀西洋人名事典 の解説

A.K. クーマラスワミー
Ananda Kentish Coomaraswamy


1877 - 1947
スリランカの美術史家,文化史家。
元・ボストン美術館アジア部長。
スリランカ出身。
ロンドン大学で地質学を学び、1904年シンハリーズ最初の理学博士となる。帰国後、セイロン鉱物調査局長を務めた後、’09年英国に渡り、エセックス・ハウス・プレスを設立する。’17年にはボストン美術館に招かれ、同館アジア部長などを務め、その後終生米国で活動。伝統工芸美術の復興提唱、インド美術、宗教哲学文学を研究し、フーシェのガンダーラ仏教美術解釈に、インド固有の思想的立場により反対したこと有名である。主な著書に「ラージプト絵画」(’16年)などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android