世界大百科事典(旧版)内のAPI 比重の言及
【原油】より
…したがって,原油の商取引の際の評価や原油の精製工程の検討の便宜のために,原油を分類することがある。その評価の観点や尺度はいろいろあり,アメリカ鉱山局の方法は,原油の常圧蒸留を行って沸点250~275℃の留分をとりそのAPI比重(ボーメ)と,また減圧蒸留を行って393~424℃(常圧換算の沸点)の留分をとりその流動点を測定し,これらの数値を基準として表1のように分類する。ただし,API比重は,アメリカ石油協会American Petroleum Instituteが制定した,石油の比重を示す特別の尺度であって,60゜F(約15.6℃)の水を基準とする60゜Fの石油の比重との間に次の関係がある。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」